来世はマリモだった。

糸がほつれるのでたまに治してください

生き物の声

 

夢だったのか‥?ボクは一体‥。ここ‥は‥

 

『!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

 

じー

今日からよろしくね、キミの声、届いたよ。

「?」

 

キミが僕に買われて嫌がる声や、スカートの中覗こうとしたことや‥

「!!!!!!!!!!!」

どうして?なんで?ありえない‥。

人間には僕たち生き物の声が聞こえないはず‥

「聞こえるよ」

「!!!!!!!!!!!」

聞こえるというか正確には僕にだけ聞こえるの

ある日を境に生き物の声が聞こえるようになって‥

 

過去

僕が小さい頃、お友達と毎日当たり前のように昆虫や生き物にイタズラしたり喧嘩させたりしてたんだ。でも僕の飼ってたハムスターやトカゲ達が突然元気がなくなり、瀕死状態になってしまった。今となっては当たり前か‥。

でもそれでもイタズラをやめなかった僕に一回だけかすかに声が聞こえたんだ。

とても苦しそうな声で、「やめ‥て‥」と。

その生き物から聞こえた声はその1回だけだった‥。僕は幼いながらもその時、体の中から衝撃が走ったんだ

 

 

 

 

それから色んな生き物を飼ってみたんだけどどれも声が聞こえない。僕は自分の中であの苦しそうな声は自分の心の叫びだったんだと無理矢理解釈をすることにした。

それから数年経って、今日ここに買い物しにきた時にあの声が聞こえたんだ。

それはあの時の苦しそうな声じゃなくてまだ元気のある声で喋りかけてくるかのように、ハッキリと!