来世はマリモだった。

糸がほつれるのでたまに治してください

『元の場所に戻してくれ』

 

真実

どうしてだい‥?僕が色んな生き物をイジメてきたから?僕がマリモとお話できるから?

僕にとってキミが必要なんだよ‥。これからもずっと!

 

(マリモ)‥

 

なんで?なんで何も言わないんだ。喋れるんだろ(焦!?

僕があの棚に戻したら誰も買ってくれないかもしれないんだぞ!!キミみたいな藻が集まってできた生き物はこれからもずっと暗いところで日々過ごしていくんだぞ!!それでもいいの?

 

(マリモ)キミは僕のこと何も知らない。そして今話したことも全部自分の都合だ。キミみたいな人はボクを飼ってはいけないんだ。キミには他の生き物を幸せにしてあげてくれ‥。(そう‥飼ってはいけないんだ‥) 

 

ねぇ、マリモ。僕が大切にしてる言葉。一つ言っていい?

 

なんだ?

 

『罪を憎んで人を憎まず』

僕が学んだ言葉なの。イタズラを繰り返してきた僕ら友達は生き物に対して大きな罪を犯してしまった。これから僕は通りすがりにイタズラをしてる人に遭遇するかもしれない。でもその人は元々心優しい持ち主で気まぐれでしてるかもしれない、僕だったように‥

からしてることは大きな罪だけどその人自身を恨まないでほしいと思って。

なんか急にごめんね‥ありがとう、久しぶりに生き物と話せて楽しかった。今日はもうお店閉まるから明日返すね。